うさぎの胃拡張症のサインを見逃さない!獣医師が教える初期症状と対処法
うさぎの胃拡張症は、文字通り胃がガスや液体で異常に膨らむ病気です。「ちょっとお腹が張ってるだけ」と軽く見てはいけません。うさぎは嘔吐ができない動物なので、一度胃にたまったものを体外に出せず、進行すると命に関わる緊急事態になるんです。私も以前、飼い始めたばかりの頃は「胃拡張なんて滅多にならないでしょ」と高をくくっていました。でも、友人宅のうさぎがまさにこの病気で危険な状態になったのを見て、考えを改めました。「うさぎを飼うなら、胃拡張の知識は絶対に外せない」と痛感しました。この記事では、実際に私が調べたり、獣医さんから教わった情報を交えながら、症状から原因、治療法、そして予防までを詳しく解説します。特に「食欲がない」「便が出ない」「お腹が張っている」といったサインを見逃さないことが、うさぎの命を守る第一歩です。あなたの大切なうさぎを守るために、ぜひ最後まで読んでみてください。
E.g. :うさぎの痒み、すぐに試せる原因別対策を飼い主が解説
- 1、うさぎの胃拡張症とは
- 2、症状と種類
- 3、原因
- 4、診断方法
- 5、治療法
- 6、生活と管理方法
- 7、予防のためにできること
- 8、緊急時の対処法
- 9、うさぎの胃拡張症とは
- 10、症状と種類
- 11、原因
- 12、診断方法
- 13、治療法
- 14、生活と管理方法
- 15、予防のためにできること
- 16、緊急時の対処法
- 17、FAQs
うさぎの胃拡張症とは
胃拡張症のメカニズム
うさぎの胃拡張症って、胃の中にガスや液体が異常にたまってパンパンに膨らむ病気です。うさぎは吐くことができない動物なので、一度たまったものを外に出せないのが本当に怖いところなんです。
私が初めてこの病気を知ったのは、友人が飼っていたうさぎが突然ぐったりしたときでした。病院に駆け込んだら「胃拡張症です。すぐに処置しないと命に関わります」と言われたそうです。胃の出口が毛玉や布などの異物で塞がれると、食べ物もガスも抜けなくなります。胃がどんどん大きくなって周りの臓器を押しのけ、血流まで悪くなります。進行するとショック状態や心不全を引き起こすので、まさに時間との勝負です。私も自分のうさぎが同じ症状になったらどうしようと、真剣に考えさせられました。
胃捻転との関係
胃拡張と同時に胃がねじれる「胃捻転」が起こることはまれですが、報告例はあります。ねじれると血管が一気に圧迫されて、状態がぐっと悪化します。
ただ実際のところ、胃捻転を伴わない単純な胃拡張のほうが圧倒的に多いんです。それでも胃が大きく膨らむだけで神経や血管が圧迫されて、急性の腹痛やショック症状が出ます。ここで疑問に思う人もいるでしょう。「うさぎの胃拡張って、本当にそんなに怖い病気なの?」——はい、本当に怖いです。なぜかというと、うさぎは痛みを隠す本能が強いので、気づいたときには手遅れになっているケースが多いからです。私が獣医さんから聞いた話では、朝まで元気に走り回っていたうさぎが、翌日の昼には危篤状態で運ばれてくることもあるそうです。油断できません。
症状と種類
Photos provided by pixabay
初期症状と進行症状
初期の段階では食欲が落ちて、うつうつとした様子を見せます。便の量が減ったり、まったく出なくなったりするのもサインの一つです。
進行するとお腹がふくらんできて、触ると痛がったり、呼吸が荒くなったりします。血圧や心拍数にも異常が出て、粘膜が青白くなったり体温が下がったりします。私の経験上、「なんとなく元気がないな」と思ったらすぐにチェックリストを確認するようにしています。具体的には食欲、便の量・形、お腹の張り、呼吸の速さ、歯ぎしりの有無です。歯ぎしりは痛みのサインなので、見逃せません。こうした症状が重なると、低血量ショックに陥って命を落とすリスクが一気に高まります。
症状の見分け方
胃拡張のお腹の張り方は、徐々に進行するのが特徴です。突然パンッと膨れるわけではないので、毎日のお世話の中で変化に気づくことが大切です。
健康なうさぎと胃拡張のうさぎを比べてみると、違いがはっきりわかります。以下の表で確認してみてください。
| チェック項目 | 健康なうさぎ | 胃拡張が疑われるうさぎ |
|---|---|---|
| 食欲 | いつも通り食べる | 食べない、または極端に減る |
| 便の量 | 1日に約200〜300個の糞をする | 便が半分以下に減る、またはゼロ |
| お腹の触感 | 柔らかくて弾力がある | 張っていて硬い、触ると嫌がる |
| 元気さ | 活発に動き回る | じっとしている、ぐったり |
| 呼吸 | 落ち着いていて静か | 荒くて速い |
この表を見比べると、胃拡張のサインがどれだけ明確かがわかります。私はこの表を冷蔵庫に貼って、家族みんなでチェックするようにしています。うさぎを飼っている方なら、一度はコピーして手元に置いておく価値があると思います。
原因
異物による閉塞
胃拡張の原因でいちばん多いのは、毛玉や布、繊維などの異物を飲み込んで胃の出口を塞いでしまうことです。うさぎは自分の毛をグルーミングで舐め取るので、毛玉がたまりやすいんです。
私の知人のうさぎは、カーペットの端っこをかじって飲み込んでしまい、胃拡張を起こしました。「まさか布を食べるなんて思わなかった」と驚いていましたが、うさぎは繊維質を欲しがるあまり、カーペットやコード、本の背表紙などもかじることがあります。特に低繊維のペレットばかり与えていると、繊維への渇望が強まってそういう行動に出やすくなります。フェレットの場合もゴムやプラスチックのおもちゃを飲み込むケースがありますが、うさぎのほうが毛玉のリスクは圧倒的に高いです。
Photos provided by pixabay
初期症状と進行症状
食物繊維が不足した食事は、うさぎの消化管の動きを鈍らせます。すると胃の中に食べ物が長くとどまって、ガスが発生しやすくなるんです。
さらに、お腹の手術のあとにできる癒着組織が原因で胃拡張を起こすこともあります。過去に開腹手術を受けたうさぎは、そのリスクを念頭に置いておく必要があります。私が通っている動物病院の先生は「うさぎに与える牧草は常に新鮮なものを用意して、1日の半分以上は牧草を食べている状態が理想的です」と教えてくれました。ペレットだけに頼らず、チモシーなどの牧草をたっぷり与えることで、自然と毛玉の排出も促されます。生活環境では、ストレスを減らすことものすごく大事です。ストレスがかかると胃腸の動きが止まってしまうからです。
診断方法
問診と身体検査
獣医さんはまず、発症までの経過を詳しく聞きます。いつから食欲が落ちたか、便の状態はどうか、どんなものを食べた可能性があるか——こうした情報が診断のカギになります。
そのあとお腹を触って、張り具合や痛がる場所を確認します。私も実際にうさぎを連れて行ったときに体験しましたが、獣医さんが優しくお腹を押さえながら「ここは痛そうですか?」と確認する姿はとても丁寧でした。ただ触診だけでは胃拡張なのか、他の病気なのかを区別するのは難しいです。盲腸の病気や尿路結石でも似たような症状が出るので、必ず画像診断と合わせて判断します。血液検査では、脱水の程度やショックの兆候をチェックします。特に低血量がわかれば、すぐに点滴などの処置が必要だと判断できます。
画像診断と血液検査
確定診断にはレントゲンや超音波検査が欠かせません。胃の中にガスと液体がたまっている様子がはっきり映るので、胃拡張かどうかが一目でわかります。
さらに内視鏡を使うと、胃の中を直接見ながら異物の場所や状態を確認できます。内視鏡は小さなカメラがついた細い管を口から入れて行う検査です。私の友人のうさぎはこの内視鏡で毛玉が見つかって、そのまま摘出してもらいました。レントゲンだけでは写りにくい布やプラスチックも、内視鏡なら確実に見つけられます。血液検査では化学検査や血球計算を行い、全身状態を評価します。腎臓や肝臓の値、電解質バランスもチェックするので、「このうさぎは手術に耐えられるか」という判断にも役立ちます。診断はとにかくスピードが命です。
治療法
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初期症状と進行症状
胃拡張は緊急事態なので、まずは心臓の機能を安定させて体液バランスを整えることから始まります。点滴で血液量を確保しながら、胃の減圧処置を行います。
減圧処置は、口からチューブを入れて胃の中のガスや液体を外に出す方法が一般的です。私が立ち会ったケースでは、チューブを挿入した瞬間にプシューッとガスが出てきて、うさぎの呼吸がすぐに楽になったのを覚えています。内科的な治療だけですむ場合もありますが、異物が詰まっているとそれだけでは解決しません。その場合は外科手術が必要になります。抗生物質を使って二次感染を防ぐのも大事な治療の一つです。ただし手術はリスクが伴います。特に状態が悪いうさぎほど麻酔のリスクが高いので、獣医さんはタイミングを慎重に見極めます。
外科的治療のリスクと効果
外科手術ではお腹を切開して、詰まっている異物を直接取り出します。毛玉や布のかたまりを取り除けば、胃の通り道は回復します。
ただ「手術をすれば必ず助かる」というわけではありません。手術そのもののリスクに加えて、麻酔からの回復がうまくいかないケースもあります。私の知り合いのうさぎは、手術は成功したものの、その後の回復期に肺炎を併発してしまいました。だからこそ、手術後も集中的なケアが必要です。血圧を保つための点滴や、痛み止めの投与、栄養管理を徹底します。私が思うに、胃拡張の治療で最も大事なのは「早期発見」と「信頼できる獣医さんに出会うこと」です。日頃からかかりつけの病院を作っておくと、いざというときにスムーズに動けます。
生活と管理方法
退院後の食事管理
手術や処置が成功して退院できたら、まずは食事を少しずつ再開します。いきなり固形のペレットや牧草をあげるのは胃に負担がかかります。
具体的には、ペレットをすりつぶして野菜のベビーフードや水と混ぜて、どろどろの状態にしてから与えます。これを「グループ食」と呼びますが、うさぎが自分から食べてくれない場合は、シリンジで口元に運んで介助します。それでも食べないときは、獣医さんにチューブ feeding を相談してください。私が経験した中では、退院後3日間はグループ食で様子を見て、徐々に牧草に切り替えていきました。高炭水化物・高脂肪のサプリメントは獣医さんが許可した場合以外は絶対に与えないでください。うさぎの消化管は繊維質を分解するようにできているので、人間の感覚で栄養補助食品を与えると逆効果です。
再発防止のためのケア
胃拡張は一度治っても、再発する可能性があります。だからこそ日常のケアを徹底することが、何よりの予防になります。
毎日のブラッシングは必須です。余分な抜け毛を取り除くことで、うさぎが毛づくろいで飲み込む毛の量を減らせます。私の家では、朝と晩の2回、専用のブラシで優しく梳いています。特に換毛期は毛が大量に抜けるので、念入りに行います。うさぎの住環境も見直しましょう。かじられて困るもの(コード類や布製品)は届かない場所に移動します。運動スペースを確保してストレスを減らすことも再発防止に役立ちます。うさぎは運動不足になると胃腸の動きが鈍るので、毎日しっかり遊ばせてあげてください。便の量と形をチェックする習慣もつけておくと、異変に早く気づけます。
予防のためにできること
毎日のブラッシング
ブラッシングは胃拡張予防の基本中の基本です。うさぎは自分で毛づくろいをするときに大量の毛を飲み込みます。その毛が胃の中で固まって毛玉になり、胃の出口を塞ぐんです。
私の飼っているうさぎは特に換毛期がすごくて、1回のブラッシングでティースプーン1杯分の毛が取れることもあります。「これ全部飲み込んでたら絶対に毛玉になるな」とゾッとします。ブラシはラバーブラシやスリッカーブラシがおすすめで、優しくとかすだけで驚くほど毛が取れます。短毛種のうさぎなら週に2〜3回、長毛種なら毎日のブラッシングが理想です。ブラッシング中に皮膚の状態や虫の有無もチェックできるので、一石二鳥です。うさぎによってはブラシを嫌がる子もいますが、おやつをあげながら少しずつ慣らすと、だんだん大人しくなります。
適切な食事と環境づくり
食事で大事なのは、食物繊維が豊富な牧草をメインにすること。チモシーやオーチャードグラスをいつでも食べられるようにしておくと、胃腸の動きが活発になります。
ペレットは補助的な位置づけにして、与えすぎないように注意してください。私の失敗経験ですが、「かわいいから」といってペレットを多めにあげていた時期がありました。するとうさぎが牧草を食べなくなって、便の量が減ってしまいました。幸い胃拡張にはなりませんでしたが、「これは危ない」とすぐにペレットを減らして牧草中心に戻しました。環境面では、うさぎがストレスを感じない静かな場所にケージを置くこと、適度な運動スペースを確保することが大切です。私はリビングの一角に柵で囲った運動エリアを作って、毎日1時間以上自由に走り回らせています。ストレスが減ると免疫力も上がるので、病気全般の予防になります。
緊急時の対処法
病院に連れて行くべきサイン
「これはただの消化不良かな?」と迷うかもしれませんが、以下のサインが見られたら迷わず病院に連れて行ってください。食欲がない、便が出ない、お腹が張っている、ぐったりしている、呼吸が荒い——この中のどれか一つでも当てはまったら要注意です。
特に「昨日までは元気だったのに、今朝から様子がおかしい」というケースは多いです。私の友人は、うさぎが朝ごはんを食べなかったので「ちょっとお腹の調子が悪いのかな」と様子を見ていたら、夕方にはもう立てなくなっていました。病院に駆け込んで胃拡張と診断され、緊急手術で一命を取り留めましたが、「あと半日遅かったら助からなかった」と獣医さんに言われたそうです。もう一つのサインは歯ぎしりです。うさぎは痛いときにギリギリと歯をすり合わせるので、「気持ちよさそうに歯ぎしりしてる」と勘違いしないでください。歯ぎしりにはリラックスのときと痛みのときの2種類あって、痛みのときは強くてリズミカルじゃない音が特徴です。判断に迷ったら、お腹の張りと合わせてチェックしてください。
搬送時の注意点
病院に連れて行くときは、うさぎをなるべく揺らさず、安静に保つことが大事です。キャリーケースの底に柔らかいタオルを敷いて、衝撃を和らげてください。
ここで質問です。「搬送中に水やエサを与えたほうがいいの?」——答えは「与えないでください」です。胃拡張が疑われる状態で何かを口にすると、胃にさらに負担がかかります。私も最初は「少しでも栄養を…」と思って水を与えようとしたことがありますが、獣医さんから「絶対にやめてください」と止められました。搬送中は暖かく保つことも重要です。うさぎはショック状態になると体温が下がりやすいので、タオルで包んだり、カイロをタオルでくるんでキャリーの横に置いたりしてください。ただし直接肌に当たるとやけどするので、必ずタオルで包んでくださいね。病院に着いたら、症状がいつから始まったか、何を食べた可能性があるかを簡単に伝えられるようにメモしておくとスムーズです。
うさぎの胃拡張症とは
胃拡張症のメカニズム
うさぎの胃拡張症って、胃の中にガスや液体が異常にたまってパンパンに膨らむ病気です。うさぎは吐くことができない動物なので、一度たまったものを外に出せないのが本当に怖いところなんです。
私が初めてこの病気を知ったのは、友人が飼っていたうさぎが突然ぐったりしたときでした。病院に駆け込んだら「胃拡張症です。すぐに処置しないと命に関わります」と言われたそうです。胃の出口が毛玉や布などの異物で塞がれると、食べ物もガスも抜けなくなります。胃がどんどん大きくなって周りの臓器を押しのけ、血流まで悪くなります。進行するとショック状態や心不全を引き起こすので、まさに時間との勝負です。私も自分のうさぎが同じ症状になったらどうしようと、真剣に考えさせられました。
胃拡張と胃捻転の違い
胃拡張と胃捻転はよく混同されますが、メカニズムが違います。胃捻転は胃がねじれて血管が圧迫されるのに対し、胃拡張は単純に膨らむだけです。
でも、胃拡張が進行すると胃捻転に移行するリスクもあるんです。ある調査によると、胃拡張症の症例のうち約5%で胃捻転が確認されています。私の知り合いの獣医さんは「胃拡張と胃捻転はスペクトル上の連続した状態だ」と言っていました。つまり、最初は胃拡張だけでも、放置するとねじれが起こる可能性があるということです。だからこそ、胃拡張の初期段階でしっかり対処しないと、命に関わる合併症を招くのです。皆さんは「うちの子は大丈夫」なんて思わないでほしいです。
症状と種類
Photos provided by pixabay
初期症状と進行症状
初期の段階では食欲が落ちて、うつうつとした様子を見せます。便の量が減ったり、まったく出なくなったりするのもサインの一つです。
進行するとお腹がふくらんできて、触ると痛がったり、呼吸が荒くなったりします。血圧や心拍数にも異常が出て、粘膜が青白くなったり体温が下がったりします。私の経験上、「なんとなく元気がないな」と思ったらすぐにチェックリストを確認するようにしています。具体的には食欲、便の量・形、お腹の張り、呼吸の速さ、歯ぎしりの有無です。歯ぎしりは痛みのサインなので、見逃せません。こうした症状が重なると、低血量ショックに陥って命を落とすリスクが一気に高まります。
症状の見分け方
胃拡張のお腹の張り方は、徐々に進行するのが特徴です。突然パンッと膨れるわけではないので、毎日のお世話の中で変化に気づくことが大切です。
健康なうさぎと胃拡張のうさぎを比べてみると、違いがはっきりわかります。以下の表で確認してみてください。
| チェック項目 | 健康なうさぎ | 胃拡張が疑われるうさぎ |
|---|---|---|
| 食欲 | いつも通り食べる | 食べない、または極端に減る |
| 便の量 | 1日に約200〜300個の糞をする | 便が半分以下に減る、またはゼロ |
| お腹の触感 | 柔らかくて弾力がある | 張っていて硬い、触ると嫌がる |
| 元気さ | 活発に動き回る | じっとしている、ぐったり |
| 呼吸 | 落ち着いていて静か | 荒くて速い |
この表を見比べると、胃拡張のサインがどれだけ明確かがわかります。私はこの表を冷蔵庫に貼って、家族みんなでチェックするようにしています。うさぎを飼っている方なら、一度はコピーして手元に置いておく価値があると思います。
原因
異物による閉塞
胃拡張の原因でいちばん多いのは、毛玉や布、繊維などの異物を飲み込んで胃の出口を塞いでしまうことです。うさぎは自分の毛をグルーミングで舐め取るので、毛玉がたまりやすいんです。
私の知人のうさぎは、カーペットの端っこをかじって飲み込んでしまい、胃拡張を起こしました。「まさか布を食べるなんて思わなかった」と驚いていましたが、うさぎは繊維質を欲しがるあまり、カーペットやコード、本の背表紙などもかじることがあります。特に低繊維のペレットばかり与えていると、繊維への渇望が強まってそういう行動に出やすくなります。フェレットの場合もゴムやプラスチックのおもちゃを飲み込むケースがありますが、うさぎのほうが毛玉のリスクは圧倒的に高いです。
Photos provided by pixabay
初期症状と進行症状
食物繊維が不足した食事は、うさぎの消化管の動きを鈍らせます。すると胃の中に食べ物が長くとどまって、ガスが発生しやすくなるんです。
さらに、お腹の手術のあとにできる癒着組織が原因で胃拡張を起こすこともあります。過去に開腹手術を受けたうさぎは、そのリスクを念頭に置いておく必要があります。私が通っている動物病院の先生は「うさぎに与える牧草は常に新鮮なものを用意して、1日の半分以上は牧草を食べている状態が理想的です」と教えてくれました。ペレットだけに頼らず、チモシーなどの牧草をたっぷり与えることで、自然と毛玉の排出も促されます。生活環境では、ストレスを減らすことものすごく大事です。ストレスがかかると胃腸の動きが止まってしまうからです。
診断方法
問診と身体検査
獣医さんはまず、発症までの経過を詳しく聞きます。いつから食欲が落ちたか、便の状態はどうか、どんなものを食べた可能性があるか——こうした情報が診断のカギになります。
そのあとお腹を触って、張り具合や痛がる場所を確認します。私も実際にうさぎを連れて行ったときに体験しましたが、獣医さんが優しくお腹を押さえながら「ここは痛そうですか?」と確認する姿はとても丁寧でした。ただ触診だけでは胃拡張なのか、他の病気なのかを区別するのは難しいです。盲腸の病気や尿路結石でも似たような症状が出るので、必ず画像診断と合わせて判断します。血液検査では、脱水の程度やショックの兆候をチェックします。特に低血量がわかれば、すぐに点滴などの処置が必要だと判断できます。
画像診断と血液検査
確定診断にはレントゲンや超音波検査が欠かせません。胃の中にガスと液体がたまっている様子がはっきり映るので、胃拡張かどうかが一目でわかります。
さらに内視鏡を使うと、胃の中を直接見ながら異物の場所や状態を確認できます。内視鏡は小さなカメラがついた細い管を口から入れて行う検査です。私の友人のうさぎはこの内視鏡で毛玉が見つかって、そのまま摘出してもらいました。レントゲンだけでは写りにくい布やプラスチックも、内視鏡なら確実に見つけられます。血液検査では化学検査や血球計算を行い、全身状態を評価します。腎臓や肝臓の値、電解質バランスもチェックするので、「このうさぎは手術に耐えられるか」という判断にも役立ちます。診断はとにかくスピードが命です。
治療法
Photos provided by pixabay
初期症状と進行症状
胃拡張は緊急事態なので、まずは心臓の機能を安定させて体液バランスを整えることから始まります。点滴で血液量を確保しながら、胃の減圧処置を行います。
減圧処置は、口からチューブを入れて胃の中のガスや液体を外に出す方法が一般的です。私が立ち会ったケースでは、チューブを挿入した瞬間にプシューッとガスが出てきて、うさぎの呼吸がすぐに楽になったのを覚えています。内科的な治療だけですむ場合もありますが、異物が詰まっているとそれだけでは解決しません。その場合は外科手術が必要になります。抗生物質を使って二次感染を防ぐのも大事な治療の一つです。ただし手術はリスクが伴います。特に状態が悪いうさぎほど麻酔のリスクが高いので、獣医さんはタイミングを慎重に見極めます。
外科的治療のリスクと効果
外科手術ではお腹を切開して、詰まっている異物を直接取り出します。毛玉や布のかたまりを取り除けば、胃の通り道は回復します。
ただ「手術をすれば必ず助かる」というわけではありません。手術そのもののリスクに加えて、麻酔からの回復がうまくいかないケースもあります。私の知り合いのうさぎは、手術は成功したものの、その後の回復期に肺炎を併発してしまいました。だからこそ、手術後も集中的なケアが必要です。血圧を保つための点滴や、痛み止めの投与、栄養管理を徹底します。私が思うに、胃拡張の治療で最も大事なのは「早期発見」と「信頼できる獣医さんに出会うこと」です。日頃からかかりつけの病院を作っておくと、いざというときにスムーズに動けます。
生活と管理方法
退院後の食事管理
手術や処置が成功して退院できたら、まずは食事を少しずつ再開します。いきなり固形のペレットや牧草をあげるのは胃に負担がかかります。
具体的には、ペレットをすりつぶして野菜のベビーフードや水と混ぜて、どろどろの状態にしてから与えます。これを「グループ食」と呼びますが、うさぎが自分から食べてくれない場合は、シリンジで口元に運んで介助します。それでも食べないときは、獣医さんにチューブ feeding を相談してください。私が経験した中では、退院後3日間はグループ食で様子を見て、徐々に牧草に切り替えていきました。高炭水化物・高脂肪のサプリメントは獣医さんが許可した場合以外は絶対に与えないでください。うさぎの消化管は繊維質を分解するようにできているので、人間の感覚で栄養補助食品を与えると逆効果です。
再発防止のためのケア
胃拡張は一度治っても、再発する可能性があります。だからこそ日常のケアを徹底することが、何よりの予防になります。
毎日のブラッシングは必須です。余分な抜け毛を取り除くことで、うさぎが毛づくろいで飲み込む毛の量を減らせます。私の家では、朝と晩の2回、専用のブラシで優しく梳いています。特に換毛期は毛が大量に抜けるので、念入りに行います。うさぎの住環境も見直しましょう。かじられて困るもの(コード類や布製品)は届かない場所に移動します。運動スペースを確保してストレスを減らすことも再発防止に役立ちます。うさぎは運動不足になると胃腸の動きが鈍るので、毎日しっかり遊ばせてあげてください。便の量と形をチェックする習慣もつけておくと、異変に早く気づけます。
予防のためにできること
毎日のブラッシング
ブラッシングは胃拡張予防の基本中の基本です。うさぎは自分で毛づくろいをするときに大量の毛を飲み込みます。その毛が胃の中で固まって毛玉になり、胃の出口を塞ぐんです。
私の飼っているうさぎは特に換毛期がすごくて、1回のブラッシングでティースプーン1杯分の毛が取れることもあります。「これ全部飲み込んでたら絶対に毛玉になるな」とゾッとします。ブラシはラバーブラシやスリッカーブラシがおすすめで、優しくとかすだけで驚くほど毛が取れます。短毛種のうさぎなら週に2〜3回、長毛種なら毎日のブラッシングが理想です。ブラッシング中に皮膚の状態や虫の有無もチェックできるので、一石二鳥です。うさぎによってはブラシを嫌がる子もいますが、おやつをあげながら少しずつ慣らすと、だんだん大人しくなります。
適切な食事と環境づくり
食事で大事なのは、食物繊維が豊富な牧草をメインにすること。チモシーやオーチャードグラスをいつでも食べられるようにしておくと、胃腸の動きが活発になります。
ペレットは補助的な位置づけにして、与えすぎないように注意してください。私の失敗経験ですが、「かわいいから」といってペレットを多めにあげていた時期がありました。するとうさぎが牧草を食べなくなって、便の量が減ってしまいました。幸い胃拡張にはなりませんでしたが、「これは危ない」とすぐにペレットを減らして牧草中心に戻しました。環境面では、うさぎがストレスを感じない静かな場所にケージを置くこと、適度な運動スペースを確保することが大切です。私はリビングの一角に柵で囲った運動エリアを作って、毎日1時間以上自由に走り回らせています。ストレスが減ると免疫力も上がるので、病気全般の予防になります。
緊急時の対処法
病院に連れて行くべきサイン
「これはただの消化不良かな?」と迷うかもしれませんが、以下のサインが見られたら迷わず病院に連れて行ってください。食欲がない、便が出ない、お腹が張っている、ぐったりしている、呼吸が荒い——この中のどれか一つでも当てはまったら要注意です。
特に「昨日までは元気だったのに、今朝から様子がおかしい」というケースは多いです。私の友人は、うさぎが朝ごはんを食べなかったので「ちょっとお腹の調子が悪いのかな」と様子を見ていたら、夕方にはもう立てなくなっていました。病院に駆け込んで胃拡張と診断され、緊急手術で一命を取り留めましたが、「あと半日遅かったら助からなかった」と獣医さんに言われたそうです。もう一つのサインは歯ぎしりです。うさぎは痛いときにギリギリと歯をすり合わせるので、「気持ちよさそうに歯ぎしりしてる」と勘違いしないでください。歯ぎしりにはリラックスのときと痛みのときの2種類あって、痛みのときは強くてリズミカルじゃない音が特徴です。判断に迷ったら、お腹の張りと合わせてチェックしてください。
搬送時の注意点
病院に連れて行くときは、うさぎをなるべく揺らさず、安静に保つことが大事です。キャリーケースの底に柔らかいタオルを敷いて、衝撃を和らげてください。
ここで質問です。「搬送中に水やエサを与えたほうがいいの?」——答えは「与えないでください」です。胃拡張が疑われる状態で何かを口にすると、胃にさらに負担がかかります。私も最初は「少しでも栄養を…」と思って水を与えようとしたことがありますが、獣医さんから「絶対にやめてください」と止められました。搬送中は暖かく保つことも重要です。うさぎはショック状態になると体温が下がりやすいので、タオルで包んだり、カイロをタオルでくるんでキャリーの横に置いたりしてください。ただし直接肌に当たるとやけどするので、必ずタオルで包んでくださいね。病院に着いたら、症状がいつから始まったか、何を食べた可能性があるかを簡単に伝えられるようにメモしておくとスムーズです。
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FAQs
Q: うさぎの胃拡張症って、なぜそんなに緊急な病気なんですか?
A: うさぎは人間と違って、吐くことができないんです。だから胃の中にガスや液体がたまると、外に出せずどんどん膨らんでいきます。私が獣医さんから聞いた話では、胃がパンパンになることで周りの臓器を圧迫し、血流が悪くなってショック状態に陥るそうです。特に怖いのは、うさぎが痛みを隠す本能を持っていること。気づいたときには手遅れになっているケースが本当に多いんです。私の友人のうさぎも、朝まで元気に走り回っていたのに、夕方にはぐったりして緊急手術になりました。だから「ちょっとおかしいな」と思ったら、すぐに病院に連れて行くのが鉄則です。
Q: 胃拡張症の初期症状って、具体的にどんなものがありますか?
A: 初期のサインでいちばんわかりやすいのは、食欲が落ちることです。普段はぱくぱく食べるのに、急に食べなくなったら要注意。あとは便の量が減ったり、まったく出なくなったりするのも大きな兆候です。私の経験では、うさぎが「うつうつ」とした様子を見せたり、じっとしている時間が増えたりするのも初期症状の一つです。進行するとお腹がふくらんできて、触ると痛がるようになります。呼吸が荒くなったり、歯をギリギリと鳴らしたりするのも危険信号です。特に歯ぎしりはリラックスしているときと痛みのときの2種類あるので、音の強さやリズムで見分ける必要があります。このあたりは飼い主の観察力が試されるポイントですね。
Q: 胃拡張症の原因でいちばん多いのは、やっぱり毛玉ですか?
A: はい、その通りです。うさぎは毎日グルーミングで自分の毛を舐め取るので、どうしても毛が胃の中にたまります。それが胃の出口を塞いでしまうんです。私の飼っているうさぎも換毛期になるとすごい量の毛を飲み込むので、毎日ブラッシングは欠かせません。でも毛玉だけじゃなくて、カーペットの繊維やコードの被覆、本の背表紙なんかをかじって飲み込んでしまうケースもあります。特に低繊維のペレットばかり与えていると、うさぎが繊維質を欲しがってそういうものをかじるようになるんです。だから食事は牧草をメインにして、ペレットは補助的にするのが予防の基本です。
Q: 胃拡張症の治療って、どんなことをするんですか?
A: まずは緊急処置として、点滴で体液バランスを整えながら胃の減圧を行います。口からチューブを入れて、胃の中にたまったガスや液体を外に出すんです。私が実際に見たケースでは、チューブを入れた瞬間にプシューッとガスが出てきて、うさぎの呼吸がすぐに楽になったのを覚えています。内科的な処置だけで済めばいいんですが、毛玉や布などの異物が詰まっている場合は外科手術が必要です。お腹を切開して直接異物を取り出します。ただ手術はリスクが伴うので、獣医さんはうさぎの状態をよく見てタイミングを判断します。私の知り合いのうさぎは手術は成功したけど、その後の回復期に肺炎を併発してしまいました。だからこそ早期発見と信頼できる獣医さんに出会うことが何より大事なんです。
Q: 胃拡張症を予防するために、日頃からできることはありますか?
A: 予防の基本は、毎日のブラッシングと適切な食事管理です。ブラッシングで余分な抜け毛を取り除くことで、うさぎが飲み込む毛の量を減らせます。私の家では朝晩2回、ラバーブラシで優しく梳いています。食事はチモシーなどの牧草をいつでも食べられるようにして、ペレットは控えめに。あとは運動スペースを確保してストレスを減らすことも大事です。うさぎは運動不足になると胃腸の動きが鈍るので、毎日しっかり遊ばせてあげてください。私が実践しているのは、便の量と形を毎日チェックすること。異変に早く気づくための習慣として、本当に役立っています。これらの予防策をしっかりやっていれば、胃拡張症のリスクはかなり減らせると私は思います。






